研究概要

1. 地域研究・タイ研究

1980年代後半からタイ東北部をフィールドに地域・産業・家族・教育・NGO/NPO・市民社会論・社会的排除と包摂・上座仏教などさまざまな研究をてがけており、タイの留学生、タイ研究を志向する日本人大学院生を受け入れています。

参考文献

  • Sakurai Yoshihide and Somsak Srisontisuk, 2003, Regional Development in Northeast Thailand and Formation of Thai Civil Society, Khon Kaen University Press.
  • 櫻井義秀、2005、『東北タイの開発と文化再編』北海道大学図書刊行会。
  • 櫻井義秀、2008、『東北タイの開発僧-宗教と社会貢献』梓出版社。
  • 櫻井義秀・道信良子、2010、『現代タイにおける社会的排除と包摂-教育・医療・社会参加の機会を求めて』梓出版社。
  • 櫻井義秀編、2013、『タイ上座仏教と社会的包摂-ソーシャル・キャピタルとしての宗教』明石書店。

2. 宗教社会学・宗教学・社会学テキスト等

学部生あるいは市民の方向けのテキストを執筆しております。大学院を受験される方は必読書です。

参考文献

  • 櫻井義秀・三木英編、2007、『よくわかる宗教社会学』ミネルヴァ書房。
  • 櫻井義秀・飯田俊郎・西浦功編、2014、『アンビシャス社会学』北海道大学出版会。
  • 櫻井義秀・平藤喜久子編、2015、『よくわかる宗教学』ミネルヴァ書房。
  • 櫻井義秀・平藤喜久子編、2022、『現代社会を宗教文化で読み解く-比較と歴史からの接近』ミネルヴァ書房。A5判全292頁。
  • 櫻井義秀・猪瀬優理編、2023、『創価学会-政治宗教の成長と隘路』法藏館。四六判全336頁。
  • 櫻井義秀・上田絵理・木村純一・佐藤直弘・柿﨑真実子、2023、『大学のハラスメント相談室-ハラスメントと向き合うすべての人へ』北海道大学出版会。四六判全208頁。

3. カルト問題

現代日本の宗教を調査対象にすえ、社会調査志向の宗教社会学を教えています。学生・大学院生にリサーチを勧めてはいませんが、オウム真理教・統一教会・摂理、カルト化する教会、スピリチュアリティ・ブームの調査研究で実績をあげています。

参考文献

  • 櫻井義秀、2006、『「カルト」を問い直す-信教の自由というリスク』中央公論新社。
  • 櫻井義秀、2009、『霊と金―スピリチュアル・ビジネスの構造』新潮社。
  • 櫻井義秀編、2009、『カルトとスピリチュアリティ-現代日本における「救い」と「癒し」のゆくえ』ミネルヴァ書房。
  • 櫻井義秀・中西尋子、2010、『統一教会―日本宣教の戦略と韓日祝福』北海道大学出版会。
  • 櫻井義秀・大畑昇編、2012、『大学のカルト対策』北海道大学出版会。
  • 櫻井義秀、2014、『カルト問題と公共性-裁判・メディア・宗教研究はどう論じたか』北海道大学出版会。
  • 櫻井義秀編、2015、『カルトからの回復-こころのレジリアンス』北海道大学出版会。
  • 櫻井義秀、2023、『統一教会-性・カネ・恨(ハン)から実像に迫る』中央公論新社。新書版全339頁。
  • 櫻井義秀、2023、『信仰か マインド・コントロールか-カルト論の構図』法藏館。文庫版、384頁。

4. 東アジアの比較宗教文化論

日本・韓国・中国(香港)・台湾の東アジア圏のトランスナショナルな宗教移動をテーマに、伝統仏教・キリスト教・新宗教の伝播と定着、布教する宗教の組織と戦略、宗教文化多元主義と宗教政策の比較文化・社会論的調査を留学生・大学院生と行っています。

参考文献

  • 櫻井義秀、2010、『死者の結婚-祖先崇拝とシャーマニズム』北海道大学出版会。
  • 李元範・櫻井義秀編、2011、『越境する日韓宗教文化-韓国の日系宗教 日本の韓流キリスト教』北海道大学出版会。
  • 이원범,사쿠라이요시히데지음,2011,「한일종교문화교류의최전선―――일본의한류와한국의일류」인문사 (李元範・櫻井義秀編、2011、『韓日宗教文化交流の最前線-日本の韓流と韓国の日流』人文社)。
  • 三木英・櫻井義秀編、2012、『日本に生きる移民たちの宗教生活-ニューカマーのもたらす宗教多元化』ミネルヴァ書房。
  • 櫻井義秀・濱田陽編、2012、『アジアの宗教とソーシャル・キャピタル』明石書店。
  • 櫻井義秀・外川昌彦・矢野秀武編、2015、『アジアの社会参加仏教-政教関係の視座から』北海道大学出版会。
  • 櫻井義秀編、2017、『現代中国の宗教変動 アジアのキリスト教』北海道大学出版会。A5判全462頁。
  • Fenggang Yang, Francis Jae-ryong Song, and Sakurai Yoshihide eds.,2019, Religiosity, Secularity and Pluralism in the Global East, MDPI, Basel Switzerland. P.1-145.
  • 櫻井義秀編、2020、『アジアの公共宗教論-ポスト社会主義国家の政教関係』北海道大学出版会。A5判 全348頁。
  • 櫻井義秀編、2020、『中国・台湾・香港の現代宗教-政教関係と宗教政策』明石書店。四六判 全342頁。
  • 櫻井義秀、2022、『東アジア宗教のかたち-比較宗教社会学への招待』法蔵館。四六判全340頁。

5. 人口減少社会・ウェルビーイングと宗教

参考文献

  • Sakurai Yoshihide, Wada Hiromi and Wai Ling Lai, 2010, A Study of Healthy Beingー: From interdisciplinary approach, 梓出版社。
  • 櫻井義秀・川又俊則編、2016、『人口減少社会と寺院-ソーシャル・キャピタルの視座から』法蔵館。
  • 櫻井義秀編、2018、『しあわせの宗教学―ウェルビーイング研究の視座から』宝蔵館。四六判全346頁。
  • 櫻井義秀編、2019、『宗教とウェルビーイング-しあわせの宗教社会学』北海道大学出版会、A5判 全438頁。
  • 櫻井義秀、2020、『人生百年の生老病死-これからの仏教 葬儀レス社会』興山舎。四六判全309頁。
  • 櫻井義秀編、2022、『ウェルビーイングの社会学』北海道大学出版会。A5判全320頁。